「老犬ホーム」
老犬を飼っている飼い主さんが
なんらかの事情により
面倒をみることが困難に
なった時にお預かりする施設だということを
前回説明させていただきました。
では…
老犬ホームに飼い犬を
預ける飼い主さんは責められるべき
存在でしょうか?
これから事例をあげてみますので
一緒に考えてみてくださいね。
【ケース 1】
ご夫婦で飼われていたワンちゃん。
お子さんが独立されて
我が子のように可愛がり
趣味のキャンプにもいつも一緒。
ワンちゃんと一緒に
アクティブに生活を楽しまれていました。
時は流れ…
歳をとったワンちゃんに
夜鳴きやトイレを失敗する、などの
症状が出始めました。
そんな時、
ご主人がご病気のため長期療養が
必要になり
奥様はご主人とワンちゃんのお世話が
同時に必要になりました。
ご夫婦の子供さんも手伝いに
来てくれてますが、
働き盛りで遠方に住んでいるため
月に数回が限度です。
日々の看病と、
力仕事もひとりでこなさなければ
ならなくなった奥様ですが、
腰と膝を痛めてしまった上に
夜鳴きするワンちゃんに充分な睡眠が取れず
知り合いに相談するも
「犬に看病って必要なの?』
と、理解してもらえず
心身ともに疲れ果ててしまいました。
次回は、【ケース2】を
あげてみたいと思います。