皆さま、はじめまして。
Ulysh anne(ユリィシュアン)のペットシッター美佳(みか)と申します。
大好きな土地である葉山にてペットシッターとしてスタートすることになりました。
ワンちゃんの介護職に就いて経験し、そこから芽生えた想いをご挨拶として綴らせていただきたいと思います。
少しの間お付き合いいただけたらうれしいです。
これまで、東京都内の老犬ホームの店長として年間1,000頭以上の介助や介護が必要なワンちゃんをお預かりしてお世話をする仕事に携わってきました。
認知症、寝たきり、補液が定期的に必要、おしっこの介助が必要な子。
糖尿病のためインスリン注射が欠かせない子など、さまざまな症状のワンちゃんのお世話をさせていただきました。
そこでは飼い主様からは介護に関する切実なお声にも触れ、そのことがペットシッターとして独立する大きなきっかけとなりました。
「認知症が出始めた愛犬の鳴き声で近所から苦情があり、昼間も雨戸を閉め切った真っ暗なお部屋にしかいさせてあげられない・・」
「昼間は仕事。夜は愛犬の介護で睡眠時間が削られて体が正直もたない。知人に相談しても理解してもらえず辛い・・」
どの飼い主様も我が子のために・・と、とても頑張っておられるが故に
その気持ちがご自身を知らず知らずに追い詰めてしまっていて笑顔さえも忘れてしまっている方がほとんどでした。
しかしペットの介護に関しては、相談できる相手や場所を見つけることが難しいことが現状です。
そしてワンちゃんは、どんな状態であっても飼い主様の心の状態を敏感に察知します。
ワンちゃんをお世話させていただくことは、飼い主様のお気持ちに寄り添うことと一緒です。
私たちは飼い主様のお気持ちをそのままワンちゃんへと繋ぐ仕事なのだということを
様々な飼い主様に触れて感じたことでした。
そのような状態からお預かりしてしばらく経ち、飼い主様もワンちゃんにも明るい笑顔が必ず戻ってくることが私の喜びでした。
「介護が必要でも大切な我が子を任せられる安心感。」
「悩みを共有、共感してもらえて心が軽くなった。」
そんなお声をいただくことが何より嬉しいことだったのですが、、」
同時に飼い主様が心休まる相談相手や、手を差し伸べられる場所が身近にあることが必要であること。
そして、その担い手になりたい、と強く思い様になりました。
老犬ホーム時代は、断腸の思いで終生預けを決心される飼い主様。
一時お預かりでは、要介護のワンちゃんは必然的に準備するものが多くなるため
忘れ物がないか、と気にされながら、慌ただしく預けられ、お迎えの時間には再び急いで迎えに来られる飼い主様など。
そんな姿を間近で拝見しながら、
「ご自宅で訪問型のお世話が出来れば、飼い主様とワンちゃんにとっての負担が減るのにな。」
と、いつもぼんやりと考えていました。
いつもぼんやりと考えたことが現実としてスタートします。
「ワンちゃんと共に、飼い主様の心に寄り添うこと。」
これを信条にやってきたことをそのまま続けていきたいと考えています。
飼い主様がいつもペットさんたちに愛情たっぷりにされていることを、そのまま引き継ぎお世話させていただくのが
ペットシッターの役目です。
お世話の内容をご提案させていただくことはあっても、独自の判断でのお世話は決していたしません。
老犬ホーム時代にしてきたこと、
「おうちにいた時とできるだけ変わらない方法で過ごしてもらう」
それをそのままに、何かあった時は相談できる身近な地元のシッターさんになれたらいいな、と願っています。
末長くお付き合いいただけるペットシッターとして、お困りのことやお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください。
これからどうぞよろしくお願いします。
おちゃまくん、がんばれ